緑の旗
2020年09月14日
緑の旗は、Scratchの機能である。これを押すと、が押されたときから始まるスクリプトが実行される。⇧ Shiftキーを伴うと、ターボモードの有無が切り替えられる。Ctrlを伴うと、ミュート設定になる。(詳しくはScratchの裏技を参照。)
重要性
これがなければ、ユーザーは、プロジェクトを開始するためにキーボードやスプライトを使う必要がある。この機能なしでもプロジェクトは作れるが、実用性の面から、多くの人がこの機能を利用している。
下のようなプロジェクトは、緑の旗が必要ない。
- 素材を共有するプロジェクト
- 左右キーで移動するスライドショー
歴史
Scratch 1.4では、緑の旗が押されるとscratch-startclickedというメッセージが送られた。このため、メッセージ1を送るブロックを使って旗をクリックしたり、が押されたときの代わりにメッセージ1を受け取ったときを使うことができた。
これは、Scratchの正式な機能ではなかった。そのため、2.0以降ではこの機能が廃止されることとなった。
ブロック中への挿入
古いバージョンのScratch 2.0では、@greenFlagと書くと、旗が定義中に挿入できた。
現在でも、定義の引数中に、@greenFlagと書くと、旗アイコンが表示される。
Scratchblocks
scratchblocksプラグインでは、@greenFlagと書くと、旗マークの意味になる。ただし、Scratch Wiki上では、「@」だけでできる。